今年4月からの育児時短就業給付金算出式が公表されていたので、エクセルに組み込み計算する式を試作してみました。
A1~F1セルには、次の数値が埋まっているものとします。
A1:支給限度額(459000)
B1:最低限度額(2295)
C1:上限額(470700)
D1:下限額(86070)
E1:(時短開始前6カ月平均)賃金月額
F1:(毎月の)賃金額
A1~D1は、毎年8月厚生労働省で告示されることになっています(告示例)。上の括弧内数値は参考として、令和7年4月値です。ただし高年齢雇用継続給付金むけとは若干ことなります。ご注意ください。
E1は、個人ごとの時短開始前6カ月平均賃金。施行日(令7.4.1)前から時短していらっしゃるかたは、本年4月1日に時短開始とみなして、本年3月からさかのぼる6カ月賃金額をあてます。
F1は、同育児時短各月の賃金額です(当ブログ記事参照)。
(※ご注意)ブログ文中符号の使い方との相性が悪いのか文字化けします。sikyu行に半角空白を多数挿入してありますので、エクセルに貼り付ける前にテキストエディタ等で半角空白を除去してからエクセルに貼り付けしてみてください。
tingin,MIN(MAX(E1,$D$1),$C$1),
teika,ROUND(F1/tingin,4),
sikyu,ROUND ( ( 9000 * tingin / ( F1 * 100 ) - 90 ) , 2 ) * F1/100,
gaku,ROUNDDOWN(IF(teika>0.9,sikyu,F1*0.1),0),
gendo,IF(gaku<=$B$1,0,gaku),
IFS(F1>$A$1,0,F1+gendo>$A$1,$A$1-F1,TRUE,gendo))
エクセルのバージョンによっては、LET関数作動しない場合、各行ごとに分解、1行1セルに代入、行頭の名前を参考に参照セルに置き換えて作ってみてはどうでしょう。
例:
G1:=MIN(MAX(E1,$D$1),$C$1)
H1:=ROUND(F1/G1,4)
…
掲示の式は、サンプルがないため前掲パンフ3例を除き試算チェックしてません。実際の算出額と誤差がでるかは不詳です。参考値としてご利用ください。
外部参考サイト
ke!san 「給付金」とサイト内検索しますと複数ヒットするうち1件拙作があります。同計算サイトに正式版がリリースされるまでは掲載しておきます。コメント等あればどうぞ。